得度者の声

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京都学院 第4期生 高木慧富(法名 釋 慧海)

仏様から頂戴した有難い仏法を、子や孫に、
機会あるごとに伝えていきたい

幼いころの話になりますが、我が家にお坊さんがお参りに来たり、家族そろってよくお寺にお参りしたりしたものです。その時には正信偈しょうしんげ仏説阿弥陀経等ぶっせつあみだきょうを、両親に倣って唱和した記憶があります。

 歳月が流れ仕事を退き、ご縁あって宗学堂に入堂し、仏教学、真宗学、声明しょうみょう作法を学び、阿弥陀如来、釈尊、法然上人、親鸞聖人について深く知ることが出来ました。まだまだ研鑽の途上ではありますが、阿弥陀如来の本願力の凄さが心を強く打ってきます。今まで何気なく手を合わせていたのが、少し知識を得ると、意味が分かってくる様な気がし、仏道に対する気持ちが更に深まってまいります。今は、高僧和讃こうそうわさんのうち「信心すなはち一心なり 一心すなはち金剛心 金剛心は菩提心 この心すなはち他力なり」の句を心に深く刻んでおります。

 最近は世間で核家族化が進み、二世帯・三世帯が同居することは殆んどなくなった様に思います。我が家も同様に、子や孫とは別居しておりますが、宗学堂で学んだこの何物にも変えがたい、仏様から頂戴した有難い仏法を、子や孫に、機会あるごとに伝えていきたいと思います。私自身、幼いころから仏法に出逢う機会に恵まれた環境に感謝し、そして宗学堂のおかげでまた仏法に巡り逢えたという無上の喜びを感じつつ、今後もより一層研鑽し、本当の信心獲得に努めて行きたい所存であります。

第4期生