東京学院 第6期生 吉田忠司(法名 釋 同悲)
令和元年6月9日に得度式を終えた頃の私と今の私
波乱万丈楽あり苦あり、人生色々な経験をして来た時、何のために生きているのか?誰のために働いているのか?そう悩んでいた時に仏教学院 宗学堂を知りました。それまで仏教の事は何も知らないし考えたこともありませんでしたが、何かやらないと生きていくのに目的を見いだせなかったので、とりあえず生まれ変わるために勉強してみようと思ったのがきっかけでした。
宗学堂では、仲間も増え勉強も楽しい時間です。もちろん難しくて理解できないこともありますが、何回も考える機会をくださるので少しずつ理解できればいいかなと、焦らずに勉強できるのがいいです。また、僧侶として本山に上山して報恩行を勤しんでいるあいだ、参詣に来られる門信徒の方とお話するのはもっと楽しい時間です。
私は独り身で実家もありません。本山に行くと、みなさん笑顔で迎えてくれて、まるで実家に帰ったような安心感があります。 そして今私が思うのは、得度の際に本山からいただいた法名である釋 同悲(しゃく どうひ)の名にふさわしい僧侶になると目標が明確になったことです。人の心に寄り添い導いてあげる僧侶になりたい。世のため人のために生きていくことが、僧侶となった私の今後の人生の目的にしたいと思っています。生かされている自分に気が付き、生きていられるのは素晴らしいと、こんな気持ちにさせてくださった宗学堂に感謝しています。
第6期生