東京学院 第1期生 小谷真也(法名 釋 真浄)
悔いのない人生を送るというのは
どういうことなのかを考えるようになりました
「信心は徳の余り」という諺があります。信心も、生活にゆとりがあってはじめて出来る。衣食住に追われていては、信心しようと思っても出来ないという意味だそうですが、仏教に興味を抱く前の私は、まさに日々の生活に追われ、一日のほとんどを過ごす職場では、業務をこなすことで一杯であり、心のゆとりなどありませんでした。
仕事を離れ、思い巡らす時間を持ち、今まで何をしてきたのか、自分にはなにが残ったのかを考えた時、自分自身に素直に向き合えていなかったことに気が付きました。実は、周りのことばかりに気を取られ、自分自身が見えていなかったのです。
仏道に入り、日々の自分の行い、振舞いを通して自身を知り、本当に幸せに暮らし、悔いのない人生を送るというのはどういうことなのかを考えるようになりました。そして、宗教が、自分が今生きる意味の答えを導いてくれる大変意義深いものとなったのです。
合掌
第1期生