問うていわく、正定聚と滅度とは、一益とこころうべきか、また二益とこころうべきや。 答えていわく、一念発起のかたは正定聚なり。これは穢土の益なり。次に滅度は浄土にて うべき益にてあるなりとこころうべきなり。されば二益とおもうべきものなり。
(蓮如上人『御文』)
800年来、親鸞聖人より受け継がれてきた浄土真宗では、信仰のことを安心とも言います。そして、安心には、現当(現在と未来、この世[今生]と後の世[後生])のふたつの利益があります。
つまり浄土真宗の御本尊である阿弥陀如来は、後生の世界であるお浄土へのお導きだけでなく、今生の世界を生きる私達を救い、安心へとお導きくださっているのです。
安心講とは、親鸞聖人の教えに基づき、今生・後生の真の安心を願い、仏縁によって講員に精神的な支え、便益を提供するものです。
宗学堂では、学生全員に、この安心講会員に入会していただき、座学で仏教を学ぶだけでなく、活動の一環である『法輪サポーター活動』を通して、安心へとお導きくださっている阿弥陀さまへの仏恩報謝の心と報恩感謝の心を育んでまいります。
こんな疑問や思いを解消できる、
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お気軽にご参加ください!
雰囲気も体験できる「駅前仏教講座」です。
私たちは、お釈迦様が顕かにされ、日本で育まれた日本人の精神である仏教の御教えを、若い世代へ、次世代へ残し、相続していかなければなりません。時代を映しながら、御教えはいつも私たちの、その意識するしないに関わらず心の拠り所でありました。そこには、命を懸けて御教えを護ってくださった様々の相続のドラマがありましたが、親が子へ相続し、その子がまた自分の子へ相続する、すなわち、仏教に触れる人全体がひとつの家族となるのです。
近い将来、全ての国や民族、文化、言語の壁を越えて、人々の思い思いのきもちが寄り添い、その架け橋となるのが、わが国で育まれた日本仏教です。仏教の本質・真髄を学ぶだけではなく、仏様への報恩感謝の気持ちを育み、物心両面で仏教を応援していきます。