Q.得度するとは?
A.浄土真宗の御本尊である阿弥陀如来、そして師主である本願寺御法主の前で仏・法・僧の三宝に帰依することを誓い、今生を仏弟子として生き、布教者である僧侶としての出発点に立つということです。
得度後は、仏弟子としての自覚を持ち、師主の命に随順し、真の布教者になれるように更に仏教を学び研鑽します。
Q.寺族でなくても得度できるのですか?
A.できます。
宗学堂では初等科専修課程を合格修了された方なら、本山別院である「本願寺眞無量院」を所属寺として本山東本願寺にて得度を受式することができます。
Q.女性でも得度ができますか?
A.はい、できます。
一昨年(2019年度)の得度式では27名中6名の方が、
また、昨年(2020年度)は20名中5名の方が
得度されました。
※得度の際、男女ともに剃髪が必要です。
Q.得度をすれば、お葬式でお経を読んだり、お寺を持つことができますか?
A.得度してすぐの段階では、お葬式を執行したり、お寺を持つことはできません。
まずは、様々な研鑽を積み、僧侶の役割である“教化布教”(※)を行う力を養ってください。
※教化布教とは:自身が拠り所とする仏教(浄土真宗)の御教えを、儀式執行や法話等を通して伝え弘めていくことです。
Q.得度後にどんな研鑽を行えば、一人の僧侶として教化布教ができますか?
A.宗学堂中等科へ進級して、引き続き教義の学びを深めると同時に、儀式作法につき、本山での報恩行(本山年中行事の法要に出仕や、本山門徒への教化活動)を通して、実践的な研鑽を積めば教化布教ができるようになるカリキュラムを組んでいます。
Q.宗学堂を学び終えたらどうなりますか?
A.各課程終了後は、一定の仏教の学びを修められたことを証する修了証を別院より授与します。
また、専修・専門・研鑽課程において修了試験に合格された場合は、以下の特別認定を受けられます。
・初等科(専修課程):得度考査が免除されます。
・中等科(専門課程):『教師資格』の受験基準(1単位)を取得することができます。
・高等科(研鑽課程):高等科に学びの終わりはありませんが、確認テストに合格すれば、『寺号資格』や『布教使資格』の受験基準(1単位)を取得することができます。
Q.得度する際のお礼金、その他の費用はどれくらいでしょうか?
Q.オンライン受講でも得度することは可能ですか?通学者と何か変わるのでしょうか?
A.可能です。また、オンライン受講生の方も、通学の方と全く同列の扱いとなります。そのため、オンライン受講生は通学者より得度が困難ということは全くありません。
ただ、得度の為には実技も必要となりますので、通学者の方と同様の回数(年に数回)の本山への参詣が必要となります。